【新規事業】自社ならではの事業

アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。

新規事業を開発するとき自社ならではの事業とすることで成功確率が高まります。自社の価値観、リソースなどを活用できるからです。

では自社ならではの新規事業とはどのような条件を満たす事業なのでしょうか。

様々な条件があると思います。例えば

  • その事業が自社の経営理念、ミッションと合致していること。すなわち、自社の存在意義に照らし合わせてその事業をやる必要がある、やらなければならない、と思えること。

 具体的には、「誰に」「何を」提供するのか。それが自社のミッションと合致しているのかを確認することです。

  • その事業を実施するに際して、自社のリソース(技術、設備、組織、顧客基盤、チャネル等)を活用できること。

 新規事業のために全く新しいリソースを作り上げることは費用と時間がかかります。また既存リソースは経験値が大きいため信頼性が高い。従って、品質、コスト、スピードの面からも自社リソースを活用できることは有利となります。

 更にそのリソースが他社にないものであれば差別化でき、競争優位性を確保できる可能性が高まります。

  • 自社事業あるいはグループ企業の事業と事業上のシナジー効果が発揮できること。

リソースではなく、事業間でのシナジー効果がある場合、それぞれの売上向上、顧客固定化に寄与する場合があります。

  • その事業が抱えるリスクを自社が負えること。

 事業にはリスクが必ず内包されています。既存事業ではそのリスクも明確になり、その対処方法も確立できています。新規事業の場合、既存事業ではなかったリスクを負う可能性が高いです。そのリスクを自社がコントロールできるのか、回避できるのか、負うとしたらその影響度合いを許容できるのか、などを精査する必要があります。

以上はどの企業においても共通の条件ですが、加えて「自社ならでは」を強化するために自社独自の条件設定をする必要があります。アイデンティティが高まり、強力な差別化、ブランド構築につながっていきます。

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