【新規事業】イノベーター理論とマーケティング①
アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。
「イノベーター理論とマーケティング」についてお話します。
イノベーター理論とは普及理論とも言われるもので、新しい商品・サービスのターゲット市場における普及プロセスを説明するマーケティング理論のことです。1962年に米国スタンフォード大学の社会学者 ロジャース教授によって提唱されたものです。
具体的には、新しい商品・サービスのターゲット市場における普及プロセスを新商品を購入採用するタイミングが早いターゲット顧客から順に以下の5つのタイプに分類し、それぞれのタイプに適切な商品機能戦略、価格戦略を含めたマーケティング戦略を検討するというものです。
イノベーター
アーリー・アダプター
アーリー・マジョリティ
レイト・マジョリティ
ラガード
それぞれのタイプには「購買に対する心理的障壁の違い」があり、「購買に対する意思決定基準が異なる」ため、それぞれに適したマーケティングが必要なのです。
新製品を作って販売する、というモノが不足していた時代のシンプルな成功モデルの考え方では「戦略的なスケール」は難しい時代となっています。
「ターゲット市場とその中の顧客群」の中で何が実際に起きているのかを解像度を高めて理解し、それに適合した戦略を立案・実行していく必要のある時代なのです。