【新規事業】イノベーター理論とマーケティング③

アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。

「アーリー・アダプター」についてお話します。

アーリー・アダプターとは、課題解決意識が高いことが特徴であり、社会あるいは自身が身を置いている業界のトレンド、課題、成功事例などに敏感であり、日常的に関係のある情報を収集し、合理的な購買意思決定を行う購買層です。ターゲット市場全体13.5%を占めているとされ、オピニオン・リーダーとも呼ばれています。

アーリー・アダプターもイノベーター同様、同一業界内や関連するコミュニティ内の人々に対して商品・サービスの評価を伝える傾向がありますので、イノベーター同様、マーケティング面において重要な購買層です。イノベーターと異なる部分は、その数が多いということ、SNS以外に業界内コミュニティなど特定のネットワークを持ち、その中で少なからずの影響力を持っている可能性がある点です。

このようなアーリー・アダプターは新しいだけでは周りの人に説明できないため、「具体的にどのような点がよかったのか、その理由など心情的な説明ではなく、合理的な説明ができるような材料を企業は提供」する必要があります。企業側としては、アーリー・アダプターから関連する周囲の人へプラスの影響力のある評価、口コミをしてもらえるように検討することが大切です。

例えば、企業からアーリー・アダプター(インフルエンサー)への材料提供の方法としては、実際の商品をアーリー・アダプターへ無償で利用者モニターとして提供し、実際に使用してもらい評価、口コミをしてもらうというのがあります。この方法は比較的多くの企業で実際に行われているプロモーション方法です。

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