【新規事業】ブルーオーシャン戦略の実際

アイビーデザイナーズ代表　細野英之　です。

本日は、ブルーオーシャン戦略の実際についてお話します。

ブルーオーシャン戦略とは、今まで存在しなかった新しい市場領域あるいは手法で事業を展開する戦略で、キムらが提唱したものです。他社と競合せずに事業展開できるというものです。

一方、レッドオーシャンは、同一市場に競合他社がひしめきあい、コストリーダーシップ戦略、差別化戦略などを駆使して限られたパイを奪い合うもので、結果、製品のコモディティ化が進みやすい。

ポーターの競争戦略論に代表される研究はレッドオーシャンを前提にしています。ブルーオーシャン戦略はこのようなレッドオーシャンの領域であっても競争のない市場空間を発掘あるいは創造し、競争を回避しようとするものです。

しかし実際にはブルーオーシャンの領域を発掘したとしてもすぐに他社が参入し競合状態になってしまいます。すなわち、ブルーオーシャンを発掘すると同時に競争戦略も策定し、出来る限り長期間競争を回避できるようにしておくことが必要となります。

プラットフォームビジネスのようにビジネスモデルそのものに強固な参入障壁を保有させることが理想です。