【仕事力】埋没原価(サンクコスト)
アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。
本日は、サンクコストについてお話します。
意思決定において損得を定量評価する際、埋没原価について知っておかないと誤った意思決定をしてしまいます。
埋没原価とは、ある意思決定をする際、回収できないコストのことです。換言しますと、意思決定に関連性のないコストのことです。
例えば、新規事業を開始するために店舗建設の設備投資を1000万円したとします。その後その店舗は赤字続きで閉鎖を検討することになりました。閉鎖を意思決定しても1000万円は戻ってきませんし、閉鎖をしないと意思決定しても1000万円は戻らず更に赤字が継続します。
すなわち、どちらの意思決定をしても変わらないコスト(埋没原価)であり、意思決定に関連がないのです。
1000万円も投資したのだから「もったいない」という感情論で誤った意思決定をしないように埋没原価という概念(もう使ってしまったものはしょうがない)を知り、意思決定の評価において埋没原価は除外しより良い未来への意思決定をする必要があるのです。