【新規事業】イノベーションの定義

10年以上前からイノベーションという言葉を安易に日本では用いられるようになりました。
単なる改善を現場イノベーション、組織改革を組織イノベーション、営業でデジタル技術やデータ分析を用いただけで営業イノベーションなど、単なる業務改善をイノベーションと呼び、日本ではイノベーションが民主化してしまいました。

これにより本当のイノベーションの凄さを認識できなくなっており、自らイノベーションのハードルを極端に下げた状態にしています。換言すると、自身が楽になるようにイノベーションのハードルを下げたのです。

これは以前にも増して日本においてイノベーションが更に起きにくくなっていることを示しています。

オープンイノベーションもそうです。これは自前主義から脱却し、協業によりイノベーションを起こそうという「期待」を示しただけであり、実際のイノベーションとはかなり遠い位置にあります。成果もあまり出ていないようです。

イノベーションの正しい定義は以下のとおりです。
「新価値をまず創造し、それを広く普及させ、社会の常識にして、社会インフラ化まで達成したもの」

例えば、スマートフォン、電動アシスト自転車。また話題の電気自動車はまだ途上でありイノベーションに達していません。

イノベーションとは、新しい社会常識をつくることを達成したときに言える言葉、なのです。

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