【新規事業】ニーズとウォンツ②
アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。
本日は、「ニーズとウォンツ②」についてお話します。
ニーズとウォンツの関係理解は非常に重要なため、前回お話していますが、別事例をあげて解説します。
ここでは「ニーズ」「ウォンツ」「競争環境」「優位性」という4つの関係性について説明します。
<例>
自宅から10km程度離れたデパートへ買い物に行くときどうするか。
デパートへ行く手段は
・徒歩3時間
・自転車30分
・徒歩+電車+徒歩20分
・徒歩+バス+徒歩25分
があります。
上記例の場合、
「ニーズ」は「デパートへ買い物に行く」です。→必要条件
「ウォンツ」は「各移動手段」です。 →十分条件
「選択した移動手段」 →必要十分条件
となります。
各移動手段(ウォンツ)は競争関係にあります。この中で当該人にとって競争優位性が最も高かった移動手段が選択されたのです。
「徒歩3時間」 → 往復6時間も歩けないし、時間もかかり過ぎるから却下
「自転車30分」 → 今日は午後から雨が降るそうだから却下
「徒歩+電車+徒歩」 → この時間は座れそうもないから却下
「徒歩+バス+徒歩」 → この時間は座れそうだし、帰りも本数多いから採用
というように比較検討してこの日はバスを選択しました。
以上のように一つのニーズに対してそれを実現するウォンツ(手段)は複数あり、競争関係となっているのが普通です。その競争関係となっている中で如何に競争優位性を発揮させるかが事業では重要なポイントとなるのです。
如何でしたでしょうか。「ニーズ」「ウォンツ」「競争環境」「優位性」という4つの関係性についてクリアになったと思います。