【新規事業】アンケート調査のバイアス

アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。

本日は、アンケート調査のバイアスについてお話します。

自社が何らかの商品を発売したりした後、その顧客評価を得るためにアンケート調査を実施します。その際、よく起こることがあります。担当部門バイアスというものです。

自社が質問事項を作成しアンケート調査するため、基本的に「自社にとって都合の良い結果」が得られます。

ヒアリングによるアンケートではその傾向が顕著です。従いましてその結果を分析する際には注意が必要です。

例えば「とても良い、良い、普通、やや悪い、悪い」の選択肢でアンケート調査を実施した場合、信頼できるのは「悪い、やや悪い、とても良いの順」でしょう。良い、普通は「関心がない」とみるべきです。

「とても良い10%、良い60%の合計割合が70%以上でした」と実施した施策が上手くいったと担当者が報告した場合、アンケート調査結果を精査せず自己満足で片づけてしまっている可能性が高いです。信頼できるのは「とても良い10%」だけです。良い60%は「関心がないというのがほとんどであり、不満はないというのも含まれている」と考えるべきです。

また「やや悪い」は悪いと評価されているということです。「悪い」と評価されたらそれはかなり悪い、ということです。

アンケート調査結果は「一段悪く」見るのが適切なのです。

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