【仕事力】前提条件を常に確認すること

アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。

会議や交渉をする際、議論がかみ合っていないことがその場あるいは後でわかることあります。

その場合、それまでの会議、議論の時間の多くが無駄になることもあります。その原因に多いのが各人の前提条件の認識の違いです。人は何かを主張するとき、必ず「何らかの前提」を「無意識」に置いています。無意識ですから当然、会話でその前提を相手に話してから意見を言ったりはしません。

通常、これらの前提は様々です。特に「様々な視点」で意見を言い合う場合、視点ごとに置いている前提は異なります。前提が変われば意見に対する評価や理解が変わります。そもそも前提が間違っていたらその意見はあまり価値のないものになります。

例えば「事業」という単語、「儲け」という単語についての認識が各人で異なっていることがほとんどです。その認識の違いは多様性という価値もありますが、議論がやり直しとなるデメリットも抱えています。

前提条件の確認と多様性の活用というところを適切にファシリテートできる人材が必要となりますし、そのような人材は会議の生産性を高めてくれます。

新規事業のメンバーには皆、このスキルを身につけることを強くおすすめします。テストマーケティングにおいてもこのスキルは重要だからです。顧客が抱えている前提があるのです。それを確認してからニーズを確認する必要があります。

このスキルは会議の生産性向上、正しく深い顧客理解、異文化の人々との相互理解(国際化)など幅広く活用できます。

日々、トレーニングしてみて下さいね。

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