【仕事力】３Ｃ分析

アイビーデザイナーズ代表　細野英之　です。

本日は「３Ｃ分析」についてお話します。

３C分析は、企業が自社の事業戦略策定にあたって、顧客（Customer）、競合（Competitor）、自社（Company）の３つの要素を分析する手法です。

顧客に関しては、顧客ニーズの理解、消費行動の分析、購買プロセスなどを調査し、顧客は何に困っていて、それに対してどのような価値をどのような商品サービスにより提供するのかを明らかにしていきます。さらに市場規模も計算します。

競合に関しては、競合企業のビジネスモデル、製品やサービス、販売チャネル、マーケティング戦略などを分析し、競合企業の顧客からの評価、競合企業の強みや弱みを把握します。

自社に関しては、自社のビジョン、ミッション、経営戦略、ビジネスモデル、製品やサービス、販売チャネル、マーケティング戦略、バリューチェーンなどを分析し、自社の強みや弱みを把握します。

３C分析は、自社の競争優位性を確保するために重要な手法であり、市場や顧客、競合環境などを理解することで、より効果的な戦略の策定や意思決定を行うことができます。

具体的な例としては、顧客分析によりニーズのある領域の中で、競合企業と直接的に競争関係にならない自社の強みを活かした商品サービスを提供する（競争回避型商品サービス：集中戦略）という戦略を立てることができます。

あるいは具体的な例としては、顧客分析によりニーズのある領域の中で、競合企業と直接的に競争関係となるが、自社の強みを活かし圧倒的な価値を提供できる商品サービスを開発する（差別化戦略）という戦略を立てることができます。

３C分析は事業戦略立案の際の基本ですので使いこなせるようにしておいて下さい。