【新規事業】イノベーター理論とマーケティング②

アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。

「イノベーター」についてお話します。

イノベーターとは、最も早く製品を購入採用する層のことで、ターゲット市場全体の2.5%を占めていると言われています。具体的な例としては、iPhoneやプレイステーションなど大半の一般消費者は無関心あるいは否定的な状況であっても「発売初日に店頭に並んで購入する顧客層」などのことです。

イノベーターは好奇心旺盛で情報感度が高く、新しい製品を積極的に購入していきます。まだ誰も使っていないこと、目新しさ、最先端という点に価値感が強い傾向があり、製品メリットや価格など合理的な部分にはあまり関心がないのが特徴です。

SNSが発展普及している現在では、元々イノベーダーでない「インフルエンサー」も閲覧数やフォロワー増加を狙い話題性獲得のためイノベーター的な行動(新しいネタ探し)をしていることもあります。

これらの点を踏まえると、本来のイノベーターに対する訴求ポイントは、「革新的」「最先端」という未知の部分の魅力であり、インフルエンサーは「話題性」です。

イノベーターはインフルエンサーではないですが、最近はSNSを使っている人が多いですから、一定のインフルエンサー的な役割を期待することが出来ます。

現在のマーケティングでは国内外の多くの人が閲覧している「SNSへのマーケティング」は重要ですので、イノベーターに対する訴求は多くの人に商品を認知させるために重要な戦略なのです。

但し、イノベーターの数は少ないためイノベーターに販売するだけでは事業としてはスケールしないことを留意しておいてください。あくまでもスケールのための第一歩なのです。

イノベーターは、新商品、スタートアップ、最新技術などへの関心が高く、これらの情報を常に求めているため、企業側は彼らが日頃チェックしているような情報サイト(例えば、テクノロジー情報をまとめている情報サイトなど)へプレスリリースする等、イノベーターに情報をリーチさせる方法を検討することがマーケティングの実務として有効なのです。

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