【新規事業】アンケート調査

標準的なアンケート調査方法を紹介します。

１．目的と対象の明確化
　アンケート調査を行う前に、目的と対象を設定します。何を明らかにするために、誰の、何を知りたいのか、などを明確にします。

２．サンプリング方法
　つぎに適切なサンプリング方法を選択します。具体的には、層別抽出、クラスタ抽出、無作為抽出など、目的に応じたサンプリング方法を選択します。

３．質問の設計
　質問の設計はアンケート調査の信頼性に大きく影響するため、スキルや経験が必要です。特に、自身が得たい結果に無意識に導いてしまうようなバイアスがかからないような質問にすることが大切です。クローズな質問、選択肢、オープンな質問などをバランスよく配置して、回答者の意思を自然に反映できるように設計しましょう。

４．アンケートの配布方法
　郵送、インターネット、電話、インタビューなど様々な方法があります。対象となる人々に適した配布方法を選択します。現在はスマホで簡単に回答できるようなオンラインアンケートの場合は、データ集計分析が容易ですし、回答者数の割には費用を抑えることができます。

５．プライバシー保護
　回答者の個人情報を取得する場合には、個人情報の取得目的・活用方法を明示し、回答者の同意を得る必要があります。また入手した個人情報を適切に管理することが不可欠です。尚、個人情報を入手しない場合はこの限りではありません。

以上のように、アンケート目的を達成するために必要な対象者を選定し、そこに適切にリーチできる方法を選択し、バイアスのかからない質問を設計することで、知りたい相手からバイアスのかかっていない信頼性の高い回答を得ることができます。