【新規事業】STP

アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。

本日は、マーケティングで重要なSTPについてお話します。

マーケティングマネジメントのプロセスの中で特に重要な検討です。自社が事業を実施する市場と土俵を決めるものだからです。

市場を複数のセグメントに分類する(セグメンテーションのS)、その中で自社が有利に戦える市場を選択する(ターゲティングのT)、そして自社のミッション、リソース、競争回避などより自社のその市場での位置づけを明確にする(ポジショニングのP)、というプロセスをSTPと呼びます。

これを決定した後、マーケティング・ミックス(4P)の検討へ進みます。

※ポジショニング
自社が勝てそうな市場を選択し、更により勝てそうな立場(土俵)を選択することで、競合企業に対する競争優位性を確保したり、差別化等で競争を回避するというものです。

※リソースベーストビュー(RBV)
自社が勝てそうな市場を選択するときの根拠、勝てそうな土俵を選択するときの根拠となるもので、具体的には自社の内部資源(リソース)のことです。特に独自性の高いナレッジや希少性の高い技術、資源を保有している場合、競合他社は模倣できないため競争優位性を確保しやすくなります。

RBVにより勝てそうな土俵を確認しつつ、その土俵を十分生かせるターゲット市場を決めるという流れです。

参考までにRBVに類似した考え方にVRIO分析(バーニーが提唱)があり紹介します。
競争優位性確保に有効な資源(リソース)を具体的に4つに分類したものです。

・希少性(自社の資源がターゲット市場において希少であること)
・模倣困難性(自社の技術、ノウハウなどの資源を他社が模倣することが困難であること)
・経済価値(自社のリソースが経済価値を生めること)
・組織(自社の資源を十分活用できる組織体制があること)

魅力的な市場で、かつ自社の得意な土俵で戦うということです。

しかしこれだけでは筋の良いビジネスモデル設計はできません。当社が開発した手法であればそれが実現できます。

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