【新規事業】ドリルと穴

アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。

本日は、「ドリルと穴」についてお話します。

この話は有名ですので、新規事業開発の方なら皆さんご存じかと思います。

「人はドリルが欲しいのではない。 穴を開けたいのだ」という話。 ドリルを買う人が欲しいのは「穴」である。 つまり、ドリルを売るのではなく、穴を開けるために最善な商品を開発する事が重要、という話。

これから着想して、ドリル不要の「組み立て家具」が生まれました。すなわち、「穴」が欲しければ穴を開けておいてあげればよい、ということです。結果、ドリルを購入する必要はなくなります。

ここで最も申し上げたいことは「この話はマーケティングリサーチ上の基本姿勢」として重要であるということです。

マーケティングリサーチとは、「顧客のニーズ、お困りごと、要望」を聞く御用聞きではなく、真のニーズを顧客の代わりに見つけること、だからです。

真のニーズは顧客自身、認識できていません。顧客から発せられる話は真のニーズへのヒントの状態であることを強く認識しておく必要があるのです。

新規事業開発者の重要な仕事は「顧客の代わりに真のニーズを見つけてあげること」なのです。

この基本姿勢が出来ている方は優れたマーケティングリサーチ能力を保有していると言ってよいでしょう。

また「繊細さん」はマーケティングリサーチ能力が高いです。

真のニーズを見つけられたら、次は「優れたウォンツ」を開発するのです。

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