【新規事業】売上100億円

アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。

本日は、「売上100億円」についてお話します。

新規事業において、ニッチ市場であれば売上10億円程度まではいくと思います。また自動車産業の部品を提供している中小企業も売上10億円はいっているところが多いでしょう。

しかし売上100億円となると少し事情が異なります。日本国内だけでこれを達成する場合、全国展開できて、かつそれなりの高単価である必要があります。

例えば、全国に10万ある施設に年額10万円のクラウドサービスを提供できれば売上100億円。毎年、10万台分の自動車に10万円の部品を提供すれば売上100億円。

自動車の場合は大抵、グルーバル展開していますので、部品として採用されればそれなりの大きな売上になります。このように既にグローバル展開している商品(自動車、スマホ等)に食い込む形式のビジネスは競争は厳しいですが、成功すれば一気に大きな売上を達成できます。

一方、「ゼロイチ」で今までにない新しい価値を提供する事業は困難を極めます。そもそも顧客はいなかったためゼロから開拓していく必要があり、認知され、認められ、売上が拡大していくというように時間がかかります。

また生活が既に豊かになった現在、更に必要不可欠を作ることは容易ではありません。「ゼロイチ」の場合、大衆うけするものは難しく、ニッチな市場を狙うことが多くなります。結果、売上100億円は難しくなります。

そこで「グローバルニッチ」を目指す必要が出てくるのです。フィンランドなどの北欧諸国は最初からグローバル展開のプランとしているケースが多いです。人口が数百万人しかおらず、国内市場は小さいからです。

日本はまだ1億人以上いますからそれなりの市場規模だと思いますが、労働者人口は急減しており、市場縮小が急激に進行することは間違いないでしょう。

すなわち、日本も今から北欧諸国と同様、グローバル展開を前提とした新規事業を開発する必要があるのです。そうしなければ、海外のグローバル企業にコストや品質面で勝てず(規模の経済)、日本国内の市場も取られてしまいます。

日本もグローバル展開がスタンダードとなる必要があるのです。

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