【仕事力】企業活動とは

アイビーデザイナーズ代表 細野英之 です。

本日は「企業活動」についてお話します。

企業活動とは、企業が製品やサービスを顧客へ提供し、売上利益を得るために行う一連のビジネス活動のことです。具体的には、製品やサービスの開発・製造・販売、マーケティング、営業、人事・労務管理、経理・財務、情報システムの構築や運用、法務・コンプライアンスなどの業務を含みます。

一般的な企業は営利目的の組織体です。利益を上げるためには「その企業が提供する価値」があり、その価値を「購入する顧客が存在する」ことです。

企業活動はシンプルには、顧客に対して企業が何らかの価値(商品やサービス等)を提供して、顧客からおカネをもらう活動のことです。この活動を長期的に繰り返し持続可能なものにする(ゴーイングコンサーンという)ためは「黒字の活動」であることが必要となります。

実際に企業が企業活動(事業)を実施するためには、投資家や金融機関から「資金を調達(融資など)」する必要があります。すなわち、金融市場と企業間で取引(財務部等が実施)をする必要があります。

資金だけでは商品は作れませんので、商品製造に必要な原材料などを購入調達する必要があります。すなわち、原材料市場と企業間で取引(資材部、購買部などが実施)をする必要があります。原材料だけあっても製品は作れません。それを製造する装置などが必要です。これらの装置も購入する必要があります。

原材料、装置が整ってもそれを動かす人員がいなければ製造できません。また新しい商品を研究開発するにも人が必要です。すなわち、企業活動をするためには「人材」が必要であり、新卒のみならず労働市場から調達(人事部など)する必要があります。

このように企業活動をするためにはまず資金調達し、様々なスキルをもった人材を確保し、製品を製造して販売する必要があります。企業活動とはこれらすべての活動のことを言います。

ちなみに、労働市場、金融市場、原材料市場など外部から調達するシステムをオープンシステムと言います。一方、社内で秘密で開発するなど外部とは遮断して活動を行う部分をクローズシステムといいます。

自社の強みを構築する際には、強みを生み出せるクローズシステムがまず必要ですが、オープンシステムにおいてもその排他的な関係性構築から強みとすることも出来ます。

このように企業活動は様々な市場や取引先と関係を築きながら、社会に対して製品やサービスを提供することで、消費者や社会に価値を提供することが目的です。また企業は投資家に対して収益を上げることで報酬を提供し、従業員には安定した雇用や報酬を提供するなど社会の重要な機能を果たします。

また企業活動は、様々な企業が存在する競争の激しい市場で行われるため、経営戦略の策定やマーケティング戦略の実行、製品品質の維持やコスト削減、効率的な組織運営などが求められます。これらを実現するためには適切な経営資源と経営戦略が必要となってきます。

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